静岡ガスは、静岡県警と連携し、SNSアプリのビデオ通話を悪用した「ニセ警察官詐欺電話」への対応訓練を静岡市駿河区の同社本社で行った。従業員6人が参加した。ビデオ通話の詐欺電話を体験する訓練は全国でも珍しいという。 県警生活安全企画課の担当者が、ビデオ通話で偽の警察手帳や逮捕状を見せ、威圧的な言動で金銭をだまし取ろうとする手口を実演した。犯人は通常の電話で“出頭”を促し、戸惑う相手にショートメッセージを送信してSNSアプリへ誘導したうえで、ビデオ通話につなげるケースがあるという。同課の担当者は、不審な電話はすぐ切ること、外国人名義の口座や国際電話には注意が必要であることを伝え、「一人でも多くの県民に危機意識を」と呼びかけた。 通話相手とのやり取りを体験した夏賀貞伍さん(25)は「専門用語や逮捕状に恐怖を感じた。今後の訪問活動でお客さまの安全を守っていきたい」と話した。