ナムグン・ミンとイ・ソルが共演する韓国ドラマ「夫婦の結末」の第3、4話が7月12日までに配信された。拉致された妻セユン(ソル)を救うため、拘束されていた警察署から脱走したテジュ(ミン)。特別な戦闘訓練を受けたわけでもない“普通の医師”テジュが繰り広げた、緊張感たっぷりの逃走劇に視聴者の視線が集まった。(以下、ネタバレを含みます) ■テジュが警察署から脱走 「夫婦の結末」は、妻を誘拐され、さらにその容疑者にされてしまった男の孤独な闘いを描くラブサスペンス。 院長を務める脳外科医のカン・テジュと病院理事長のコ・セユンの結婚生活は破綻寸前。ついにテジュが離婚を切り出した次の日、セユンが何者かに誘拐されてしまう。さらに、テジュは誘拐の容疑者として拘束されることに。警察の追跡をかわしながら、テジュはたった1人で妻の救出に挑み、極限まで追い詰められていく。 セユンの誘拐とテジュの逮捕までの経緯が描かれた第1、2話に続き、第3話ではテジュが警察署から脱走し、刑事たちと壮絶な逃亡劇を演じる展開に。続く第4話では、警察の包囲網を突破して逃げるテジュの前に、警察署で会った謎の男イ・スヒョン(パク・ビョンウン)が再び現れ、彼の話を聞いたテジュがさらに引き返せない道へと突き進んでいく展開が描かれている。 ■ぎこちないカーチェイスが展開 自分の手でセユンを救い出すと決意したテジュが、3話でとんでもない行動に出た。警察署内が停電で混乱している状況を利用して、脱出を試みたのだ。 暗闇に乗じ、雨どいを伝って2階から転がるようにして飛び降り、警察署の建物の外に出る。そして勤務する病院に引き返し、犯人を追うのに使えそうな医療器具や薬品類を持ち出し、同僚の車を奪って逃走…。テジュは、次々と罪を重ねていく。 そして始まった、刑事たちとのカーチェイス。先行車両の間を縫うようにして追い抜いていくテジュの表情は硬く、しきりにサイドミラーを気にするなど妙にぎこちない。 追いついてきた警察車両から刑事が「おいカン・テジュ!危ないって!停まれ!」と叫ぶ声を聞きながら逆走し、赤信号の交差点を突破。表情をゆがめながら対向車との衝突を間一髪回避し、人が往来する市場に迷い込んで手に汗握るカーアクションを展開していく。アクセルを踏む足、警察車両に追突されて外れたリアバンパー、飛び出すエアバッグ…そんな生々しい描写が続く。 ■「かっこよく演じるよりむしろ大変でした」 サスペンスアクションドラマ「黒い太陽~コードネーム:アムネシア~」(2021年)では国家情報院の要員を演じたミンだが、今作「夫婦の結末」でのアクションは、どこかぎこちない。 だがそれも計算のうち。今作の制作発表会で、ミンは「アクションがある作品をたくさん撮りましたが、それらのキャラクターはアクションのスキルがある人物でした。今回は普通の病院長じゃないですか。そういう人間がどうやってアクションをするのか、すごく悩みました。画面として表現するのが簡単ではなかったんです。息を切らしてつらそうに表情を作りながら走ったり、運転もあまりできない感じを出そうとしました。むしろそれが、かっこよく演じるより大変だったので、そのニュアンスが生かされていたらいいなと思います」と語っていた。 そんな“普通の人”ならではのギリギリのアクションに、視聴者からも「スーツ姿で雨どいにぶら下がったり、ドキドキした」「切羽詰まった感じがリアルすぎて怖い!」といった声が上がる。 同じ頃、セユンは監禁場所で“赤い帽子の少女が雪に埋もれたら、おしまい”の意味を知り、必死に脱出を試みる。足かせに使われていた重しを外し、それを使って鉄の扉をこじ開け、隣の部屋に監禁されている女性を助けようと格闘していたそのとき、背後に覆面をかぶった誘拐犯の男(キム・デミョン)が立った――。 「ナムグン・ミンとキム・デミョンの演技対決がすごすぎる」「テジュが見た目は落ち着いているけど内面はどんどん追い詰められていく感じが手に取るようにわかってしんどい…」「どんどん顔色が悪くなるテジュ。これ本当に演技?すごすぎる」と、テジュの捨て身の救出劇にハマる視聴者が続出した第3、4話。次回、第5話ではいよいよテジュが犯人に接近していく。 「夫婦の結末」は、毎週土・日曜にディズニープラス スターで1話ずつ新エピソードを独占配信中。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部