広島の鈴木球団本部長は17日、報道陣の取材に応じ、この日、登録抹消された矢野雅哉内野手について「これまで社内調査でいろいろ調べているが、ゾンビたばこを使用したという事実は確認できていない。売人と言われる人と密室にいること自体が疑念を抱く状況。私としてはそういう選手に1軍のグラウンドでプレーしてもらうのは抵抗がある。監督の方には抹消してもらいたいという話をした。本人にも話をして、ペナルティーではなく我々としてはこういう疑念を抱く状態でファンにプレーをみてもらうというのは相手チームに対しても申し訳ないので、抹消しますと伝えました」と、説明した。 一部週刊誌に所属選手3人と、羽月隆太郎氏に「ゾンビたばこ」を譲渡したなどとされ起訴された人物と同席した写真が掲載されていた。矢野に関しては同人物とホテルの一室に一緒にいる写真も掲載されていた。 抹消の期間については「決めていない」とし、調査は継続する。残る2人の選手については「いわゆるそういう人たちとグループで撮られるということは一時的にはあるかもしれない。そういう売人といわれる人と密室な関係が続いているとも判断できない。今後何か事実が出てくればその時に対応していく」と、説明した。 広島は羽月氏が「ゾンビたばこ」とも呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用したとして医薬品医療機器法違反の疑いで1月27日に逮捕されたことを受け、春季キャンプイン前日に全体ミーティングで注意喚起を行っていた。30日には本拠地・マツダスタジアムや大野練習場も家宅捜索が入った。 その後、羽月氏はSNSのライブ配信で自身を含む「カープ選手6人が同じ人物から購入していた」などと説明した。その際に鈴木球団本部長は「何もコメントすることはない。こちらは調査しているし警察の捜査にも対応している。調査は継続中。ネットの発信に対して一つ一つこちらが反応することはない」とコメントしていた。 矢野は今季、ここまで44試合に出場し、打率・167、1本塁打5打点の成績を残していた。開幕こそ2軍で迎えるも4月5日に1軍昇格。そこからは1軍に帯同し続けていた。直近は途中出場が多く、15日・DeNA戦では遊撃守備として途中出場していた。