特殊詐欺受け子の「リクルーター役」住吉会系組員を逮捕 高齢男性から200万円詐欺疑い

親族になりすまして高齢男性から現金200万円をだまし取ったとして、警視庁暴力団対策課などは、詐欺の疑いで、指定暴力団住吉会系組員の別府将光容疑者(24)=住居不定=を逮捕した。暴対課は認否を明らかにしていない。 別府容疑者は受け子を採用する「リクルーター役」とみられる。同課は、別府容疑者らのグループが、少なくとも令和3年5月~4年7月にかけて東京都内で19件、約1億5500万円の特殊詐欺被害に関与しているとみて調べている。 逮捕容疑は3年10月、東京都世田谷区の当時70代の男性に対し、息子を装う電話で「カバンを無くしてキャッシュカードの利用停止の連絡をした」「仕事で必要なものを発注するので前金が必要」などと虚偽の内容を伝え、現金200万円を受け取ったとしている。 このグループを巡っては、警視庁はこれまでにリーダー格や「受け子」の統括役、現金回収役とみられる住吉会系組員らを摘発している。

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