決済レシート偽装や検索操作で順位水増し…韓国・オンライン広告の違法構造

【07月24日 KOREA WAVE】韓国で、飲食店や病院などの虚偽の高評価レビューを投稿し、検索順位を不正に操作したとして、警察は広告会社の運営者ら24人を検察に送致した。一味は偽レビューを2万8886回投稿し、約19億ウォン(約2億円)を得た疑いが持たれている。 釜山警察庁サイバー捜査課は20日、業務妨害や電気通信基本法違反などの疑いで、広告会社を運営する30代の男を逮捕して送致した。広告代理店や開発会社、実行業者の関係者ら23人も在宅のまま送致した。 一味は2020年10月30日から2026年1月20日までの約5年間、盗用したアカウントを使い、インターネット上の店舗や施設に虚偽の高評価レビューを投稿した疑いがある。 捜査によると、広告主が広告代理店に依頼し、代理店が実行業者に仕事を回していた。実行業者は自動処理プログラムと盗用アカウントを使って偽レビューを投稿し、開発会社がプログラムの保守や管理を担っていた。 病院や飲食店、カフェ、美容関連業者から依頼を受けると、客が残した決済レシートを使い、実際に訪れたように装う「レシートレビュー」を作成していた。一時的に商品やサービスの価格を1000〜5000ウォン(約110〜550円)まで引き下げて決済させ、予約だけで実際に利用したように見せかける手口も使われていた。 広告主の店舗や施設を繰り返し検索し、検索順位に影響するアクセス数を人為的に増やしていたことも分かった。 警察が確認した依頼業者は707社で、病院が全体の34.5%を占めて最も多く、飲食店やカフェ、美容関連業者が続いた。 広告主が支払った広告費は月平均20万〜30万ウォン(約2万2000〜3万3000円)で、多い場合は月200万〜1000万ウォン(約22万〜110万円)に上った。月1000万ウォンを支払った業者は病院だった。 捜査は2024年12月、アカウントを乗っ取られたとの申告を受けて始まった。警察は約1年6カ月にわたって捜査し、2026年1月には全国各地の実行業者や開発会社を一斉に家宅捜索して証拠を確保した。 警察は、広告会社の運営者と名義上の代表が得た計17億8500万ウォンについて、起訴前の追徴保全措置を取った。 プラットフォーム運営会社は、警察から盗用アカウントの情報提供を受け、多数のアカウントを保護するとともに、虚偽レビューを非表示にした。 警察関係者は、組織的なレビュー操作は誠実に営業する事業者の機会を奪い、消費者を欺く重大な犯罪だとして、広告主とのつながりを引き続き捜査し、違法収益の回収を進める方針を示した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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