米英政府がアジア最大級の犯罪集団として経済制裁を科した中国系組織「プリンス・グループ」のフー・シー幹部(44)=中国出身=について、東京区検は24日、入管難民法違反(他人名義在留カード行使など)の罪で略式起訴した。区役所で在留カードを不正に使い印鑑登録を申請したなどとして、警視庁と大阪府警の合同捜査本部が逮捕していた。 捜査本部によると、フー幹部は2023年に企業経営者らの在留資格「高度専門職」を取得し、日本に滞在していたが、永住権を得るために印鑑登録などの手続きを進めていた。「いつどこで逮捕されるか、いつどこで命を狙われるか分からない立場だった。安全に暮らせる場所が欲しかった」と供述したという。 米財務省によると、プリンスは、本社を置くカンボジアに複数の巨大な専用拠点を設け、高額報酬をうたう偽求人で勧誘した各国の人々を監禁し、詐欺行為に従事させていたとされる。