【AFP=時事】国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は26日、性的不正行為の疑惑で解任されたICCのカリム・カーン前主任検察官を「詐欺師」と激しく批判した。ネタニヤフ氏はまた、米ニューヨーク市のゾーラン・マムダニ市長に対しても非難の矛先を向けた。 カーン氏は2024年、パレスチナ自治区ガザ地区の情勢を巡る戦争犯罪の疑いで、ネタニヤフ氏やイスラエル高官の訴追を成功させていた。 ネタニヤフ氏は米FOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、カーン氏が自身の犯罪疑惑から注意をそらすために告発を行ったと主張。 「彼は、『起訴すれば、自分の仕事を守れる』と考えたのだろう。起訴は実現したが、結局彼は職を失った」と、ネタニヤフ氏は皮肉を込めて語り、「彼が職を失ったのは、彼が詐欺師であると知っていた圧倒的多数の国々によって解任されたからだ」と続けた。 カーン氏は先月に停職処分を受け、その後行われた無記名投票において、「深刻な非行および深刻な義務違反」を理由に賛成多数で解任された。カーン氏はすべての不正疑惑を全面的に否認している。 ネタニヤフ氏はまた、カーン氏の解任は、ニューヨークのマムダニ市長が「虚偽の罪状」に基づいて追及を行っていたことを示していると主張し、さらにムスリムである同市長がユダヤ人に対する「ヘイトを扇動している」と非難した。 ニューヨークのマムダニ市長は先週、同市を訪問した際にネタニヤフ氏を逮捕したいとの意向を示してたが、その後、自身にそのような権限はないことを認めていた。 ネタニヤフ氏は、9月にニューヨークで開催される国連総会に出席する意向を示し、「私は国連の演壇から真実を語り、イスラエルと、そしてイスラエルと米国の同盟のために発言するつもりだ」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News