着服「チェック不十分」 茨城県西部メディカル 理事長が謝罪

病院のレジから現金を着服したとして、業務上横領の疑いで元職員が茨城県警筑西署に逮捕されたことを受け、同県筑西市大塚の病院「県西部メディカルセンター」は31日、院内で記者会見を開き、近藤匡理事長が「チェック機能が十分でなく、信頼を裏切ることになった」と謝罪した。同病院の不正会計を巡っては、同市の設楽詠美子市長が6月の市議会で、着服額が3000万円以上に上る可能性があると報告していた。 逮捕されたのは元職員で栃木県栃木市、団体職員、男(46)。逮捕容疑は入院患者の会計処理や病院1階のレジの現金を管理する医事課長だった2025年12月、医療費の過払い分を患者に返還する手続きを行う際、レジから現金約6万1000円を引き出し、着服した疑い。 同病院は筑西市が設立団体となっている地方独立行政法人「県西部医療機構」が運営する。同病院によると、元職員は18年の開院時から同課に勤め、23年4月に課長になった。不正が発覚したのは今年1月27日で、同課の別の職員が元職員による医療費の過払い分の返金手続きを不審に思い、経理課に報告。内部調査で、元職員が架空伝票を作成した上で現金をレジから不正に引き出していたのを確認した。病院側の聞き取りに対し、元職員は「申し訳なかった」と不正を認めたことから、2月6日付で懲戒解雇処分にした。 同病院は元職員が25年7月にも2度の不正な会計処理を行い、厳重注意を受けていたことも明らかにした。自らが感染症疑いで同病院の内科を受診したにもかかわらず、受診しなかったように処理して診療費数千円を未払いにしたという。

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