交通事故、傷害事件を起こした女優の広末涼子(44)が、16日に留置先だった静岡県警浜松西署から処分保留で釈放された。任意での捜査が続くとみられる。今後の芸能活動については絶望的とみられていたが、共演者たちが〝救いの手〟を差し伸べているという。 所属事務所の声明によると、精神的に不安定な広末は医療機関で治療していく方針だ。アルコールや違法薬物は一切検出されることもなく、家宅捜索でも薬物は押収されず。蹴ったり腕を引っかいた傷害事件の被害女性の看護師とは示談が成立しているとみられる。 もっとも取り調べ中に大声を出したり歩き回るなどが報じられ、イメージは急落。芸能界復帰を絶望視する声があるのも事実だ。 広末は4月上旬、主演映画の撮影で滞在していた奈良県から帰宅する際、自身が運転して追突事故。その後、搬送された静岡県内の病院で女性看護師への傷害容疑で県警に逮捕された。映画関係者の話。 「主演映画の撮影現場で、監督と演出などで意見が食い違い、何度か口論で撮影が中断していた。その様子に共演者やスタッフら周囲は困惑していたのですが、決して広末さんが不真面目だったワケではない。事故や事件を正当化することはできませんが、社長業をしながら女優、歌手として活動する大変さに同情する声もあるんです」 それに加えて、広末の場合はシングルマザーとして育児もしている。不器用ながらも何事にも全力で取り組もうという姿勢に、事故、事件を起こしてしまったとはいえ、映画の共演者たちは悪い感情を持っているわけではない。 「このまま映画はお蔵入りとなる可能性はあります。その場合、共演者たちにとってはいい迷惑なのですが、決してそうは受け取っていない。特に旧ジャニーズ事務所出身の俳優Aさんは広末さんの置かれた境遇を理解し、子どもたちの未来を案じている。制作サイド側の仕事もしていることから、何かしら広末さんの復帰の手助けをしたいという思いを明かしているのです」(同) たしかに広末の場合は回数が多かったかもしれないが、撮影現場で演者と監督がぶつかり合うことは珍しいことではない。広末にとっては女優復帰作でもあり、力が入ってしまうのは当然。A氏以外の共演者たちも広末の芸能界への復帰を願っているという。 「体調管理を含めて万全にするのがプロなのかもしれませんが、精神的に不安を抱えながら芸能活動をしている人は多いですから」(同) 共演者たちの力を借りて、復帰の道を模索するか。