独自の着眼点と膨大な知識、高い鑑定技術を持つ真野礼二(錦戸亮)が主人公のドラマ「トレース〜科捜研の男〜」(2019年、フジテレビ系)が今、FODとTVerで順次無料配信中だ。今回は、9歳の少女が遺体で発見された第3話、科捜研で働く相楽(山崎樹範)の兄・浩司(やべきょうすけ)が遺体となって発見さレタ第4話を振り返る。(以下、ネタバレがあります) ■錦戸亮の月9初主演ドラマ「トレース〜科捜研の男〜」 2019年に放送された「トレース〜科捜研の男〜」の原作は、元科捜研の古賀慶による漫画「トレース 科捜研法医研究員の追想」。錦戸亮は本作で“月9”初主演を果たしたことでも話題になった。 物語は、ある陰惨な過去を持ち、影のある科捜研法医研究員・真野礼二(錦戸)が、真実のかけらを見つけて亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていく。ほか、船越英一郎、新木優子らが出演する。 ■残酷すぎる物語の真相 「凶悪犯を逮捕せよ20年越しの真実!」というサブタイトルがつけられている第3話は、8歳の少女(高松咲希)が遺体で発見されたところからスタート。 性的暴行を受けた可能性が高いため、真野とノンナ(新木)は衣服などを鑑定。だが精液の反応はなく、DNA型は同級生の少女のものしか検出されない。そこへ虎丸(船越)の先輩刑事・鶴見茂(大地康雄)が現れる。鶴見は、20年前と10年前に起きた連続幼女殺人事件を追っており、今回のケースも犯行手口が酷似していることから情報を求めにきたのだった。 しかし、結果として鶴見が10年前に被疑者としてマークしていた西内智幸(池内万作)は、この事件については白。事件の真相は意外なショッキングのもので、SNSでは「何度観ても衝撃…」などの声が上がっていた。 第4話は、科捜研法医研究員の相楽の兄・浩司が遺体で発見されるところからスタート。死因は、頸動脈を切られたことによる失血死で、凶器は部屋にあった包丁だった。 この事件の担当に相良からライバル視されている真野とノンナが抜擢。臨場要請を受け現場に向かうと、虎丸は、遺体には首以外の傷がなく、争った形跡がないことから、強盗に見せかけた顔見知りの犯行だと主張する。しかし、これを聞いて真野は「気持ち悪い」といつもの一言。「完全犯罪なんてこの世に存在しない。必ず証拠を見つけます」と口にする。 ■千原ジュニア“檀浩輝”の表情が怖すぎる ここから事件は浩司が多額の借金をしていることや、大麻に手を出していること、浩司が3000万円の定期生命保険に入っており、今月で保険期間が終了すること、とても1時間もののドラマとは思えないほどの情報が出てくる。さらに、ラストには涙なしでは見られない被害者の思いが判明。 そして、第4話のラストには警視庁史上最年少で刑事部長になった実力者・檀浩輝(千原ジュニア)が目をガッと見開き、不適な笑みを浮かべて真野のプロフィールを見るシーンで終了。このシーンを皮切りに登場シーンが増えていく檀に対して、視聴者からは「この人も、過去に何かあるのでは?」「なんでこんなに怪しいんだろう…」との声が上がっていた。果たして、2人はどんな関係なのか。「トレース~科捜研の男~」は現在第5話まで無料配信中だ。