清水尋也被告初公判「更生に真剣に取り組んでおり、拘禁刑が半年になる可能性も」元麻薬取締官

今年9月に乾燥大麻を所持したとして麻薬取締法違反の罪で逮捕、起訴された俳優清水尋也被告(26)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。同被告は職業を問われ「俳優です」と答えた。一方で、今後の仕事について聞かれ「生活を安定し、立て直すためにも、複数の一般の仕事を探し、働いていきたい」と断言。俳優業や芸能界に早期に復帰しようなどという甘い考えは持たず、真摯(しんし)に自らの犯した罪、現実を受け止め、更生していこうという心中をのぞかせた。 ◇ ◇ ◇ 元厚生労働省麻薬取締官で2月に新著「マトリの独り言」(文芸社)を出版した高濱良次氏は、拘禁刑1年、執行猶予3年が量刑として妥当だと指摘した。その上で「所持したのが微量で、保釈後に病院に通うなど更生に真剣に取り組んでおり、拘禁刑が半年になる可能性もある」との見解を示した。また高濱氏は、清水被告が大麻の購入を依頼した知人が、もともと尚弥の親友ながら保釈後、尚弥が今後について2人と「まだ話していない」と言及し、検察から追及された件にも着目。「保釈後に清水被告と知人が接触した場合はもちろん、兄が接触した場合も弟に頼まれて証拠隠滅を図ったと勘繰られ、保釈条件違反で違反で保釈取り消しの可能性があり、難しかったのでは」と語った。

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