警察や検察を名乗る男からのニセ電話の内容を損じこみ、福岡市の女性が現金2500万円をだまし取られたことがわかりました。 早良警察署によりますと4月2日、福岡市早良区の自営業の女性(55)の携帯電話に、警視庁の警察官を名乗る男から「巨大なマネーロンダリング事件に関わっている」「岡山県警に出頭できるか」などと言われ、女性が出頭できないと伝えると男から岡山県警のSNSの連絡先を教えられた。 そして、岡山県警の警察官を名乗る男から連絡があり、ビデオ電話で「口座のお金の番号追跡捜査を行う」「疑いを晴らすためには指定した口座にお金を振り込むように」と言われた。 その後、岡山地方検察庁を名乗る男から連絡があり、番号追跡捜査を行うための振込口座を指示されため、その日に4回にわたり、指定された口座に現金合計2500万円を振り込みだまし取られたということです。 警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに、 ▽ 電話でお金の話は全て詐!!すぐに相談!110番! ▽電話の相手が、警察などの公的機関等を名乗って「逮捕される」「このことは誰にも話してはいけない」は、不安にさせるための脅し文句です ▽警察官が「捜査のためにお金を送金させること」はありません などと注意を呼びかけています。