今年3月、宇和島市の住宅で60代の母親を殺害した疑いで逮捕・送検された長男(31)について、松山地検が刑事責任能力を調べるための鑑定留置を行っていることが捜査関係者への取材でわかりました。 長男は7日に、起訴するかどうかを含めた処分の期限を迎えましたが、松山地検は長男について「本日の処分はない」とのみ発表し、刑事責任能力を調べるための鑑定留置に入ったか、処分保留で釈放したかを含め、詳細を発表しませんでした。 発表しない理由について松山地検は、大牧元・三席検事を通じて「関係者の名誉・プライバシーの観点から回答を差し控える」などとコメントしています。 長男は逮捕時、警察の調べに対して容疑を認めていました。 なお鑑定留置は一般的に3カ月程度かかるとされ、その結果を踏まえて起訴するかどうかが判断されます。