崩落ビル施工会社幹部を逮捕 中国人、不正経営容疑 タイ当局

【バンコク時事】3月のミャンマー地震の影響で隣国タイで建設中の高層ビルが崩落した事案を巡り、タイ法務省特別捜査局(DSI)は20日、違法に事業を行ったとして施工を担当した中国国有ゼネコン「中鉄十局」の現地法人幹部である中国人の男を逮捕したと発表した。 今後、崩落原因の責任追及も本格化させる。 タイの首都バンコクでは、3月の地震により建設中の約30階建ての政府庁舎ビルが倒壊。今月19日時点で作業員47人の死亡が確認され、47人が行方不明となっている。 DSIによると、逮捕容疑はタイ人の名義を不正に利用して中鉄十局の現地法人を経営した疑い。国の基準を満たさない鉄筋が崩落したビルに使われた可能性がある。

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