同僚の女性を殺害した上、遺体を三重県内の雑木林に遺棄したとして逮捕されたフィリピン人の男に対し津地検は懲役17年を求刑しました。 起訴状などによりますと、フィリピン国籍のジュニ・ジェルビン・ベルナデス被告(32)はおととし7月、三重県内の同じ工場に勤務していた当時37歳の中国人女性を四日市市内で、駐車中の車の中で首を絞めて殺害し、遺体を雑木林に遺棄した罪に問われています。 22日の裁判で、検察側は不倫関係にあった女性に別れ話に応じてもらえなかったため犯行に及んだ動機にくむべき事情はなく、強固な意志に基づいた悪質な犯行だとして懲役17年を求刑しました。 一方、弁護側は犯行は計画的なものではなく、別れ話を切り出された女性が「あなたの家族を殺す」などと脅迫的な発言をしたことがきっかけだとして、寛大な判決を求めました。