不正に取得したナンバープレートを付けて盗難車であることを隠したなどとして、警視庁と千葉県警の合同捜査本部は23日、自動車整備会社社長の滝口洋一容疑者(50)=埼玉県川口市=を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)などの疑いで再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。車はその後暴力団関係者が使っていたとみられ、捜査本部は、滝口容疑者が暴力団関係者らと組んで盗難車の「再利用」に関わっていたとみている。 捜査関係者によると、滝口容疑者の逮捕容疑は、何者かと共謀して2022年8月5日ごろ、盗難車に打刻された「車台番号」の上に、別の車の車台番号が打刻されたパーツを付けたり、不正に取得したナンバープレートを取り付けたりして、盗難車であることを隠したというもの。 滝口容疑者は今月、盗難車に不正取得したナンバープレートを付けて運転したとして、道路運送車両法違反容疑で逮捕されていた。(三井新、西岡矩毅)