車を識別する「車台番号」を重ね付けするなどして、盗難車を自身の名義であるように偽装したとして、警視庁と千葉県警の合同捜査本部は23日、道路運送車両法違反などの疑いで、埼玉県川口市の自動車整備会社社長、滝口洋一容疑者(50)=同容疑で逮捕=を再逮捕した。 再逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して令和4年8月、盗難車のトヨタの「アルファード」の車台番号部分に、別の車の車台番号が打刻された鉄板を重ねて貼り付けた上、ナンバープレートを付け替えて、車両が自身の名義であるように偽装したとしている。 合同捜査本部は、滝口容疑者の関係先からこの車を含む車両10台を押収している。警視庁暴力団対策課は、容疑者らが同様の手口で偽装した盗難車を、暴力団関係者に使わせていた可能性があるとみて捜査している。