コンビニエンスストアなどのATMで70代男性のキャッシュカードを不正に使用し、現金を引き出した疑いで逮捕されていた無職の男2人が、合わせて60回にわたる不正使用で現金1200万円を引き出した疑いがもたれていることが1日までにわかりました。 窃盗などの疑いで再逮捕されたのは住居不定、無職の菅原真容疑者(43)と、富山市婦中町の無職、柴田弘之容疑者(54)です。 警察によりますと2人は共謀し、去年11月14日から12月16日までの間、富山市内のコンビニエンスストアなど4店舗で70代男性のキャッシュカードを21回にわたり不正に使用、ATMから現金538万円を引き出した疑いがもたれています。 この事件に関連し、菅原容疑者はすでに2月と4月に、柴田容疑者は3月と4月にそれぞれ窃盗の疑いで逮捕されていて、今回の分と合わせて60回の不正使用、合わせて現金1200万円を引き出した疑いがもたれています。 ■口座の残高不足に気付き不正使用が発覚… 警察によりますと70代男性の介護支援の担当者が、サービス付き高齢者住宅の去年12月分の家賃が残高不足で口座から引き落としできなかったことに気付きキャッシュカードの不正使用が発覚、警察に届け出て容疑者2人の関与が浮上したということです。 2人は去年春、勤務していた福祉施設の系列であるサービス付き高齢者住宅に出入りする立ち場にあったということです。 警察は70代男性のキャッシュカードがどのように2人の手にわたったのか捜査しています。