広島市中区の金融機関の店舗で、丸めた新聞紙にライターで火をつけたとして、広島県警は2日、中区舟入中町に住む無職の男(75)を威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕しました。 警察によりますと、男は2日午後0時40分ごろ、広島市中区舟入町にある金融機関の店舗で、丸めた新聞紙にライターで火をつけるなど、業務を妨害した疑いが持たれています。 通報を受けて、駆けつけた警察官が男を現行犯逮捕。調べに男は容疑を認めているということです。 男は「明日入金される予定のお金をきょう出金したい」と金融機関に来店。職員が断ったところ、待合ブースにある長椅子に腰掛け、持参した新聞紙を丸めてライターを使って火をつけたとみられています。 金融機関の男性職員が、燃えている新聞紙を持った男の手を、水を入れたバケツに押し込んで消火したということです。 当時、金融機関の店舗内に客はおらず、職員にもけがはありませんでした。 警察が、事件のいきさつを調べています。