米コロンビア大図書館でパレスチナ支援デモ、大学は解散指示

[ニューヨーク 7日 ロイター] – 米コロンビア大の図書館で7日、パレスチナへの支援を呼びかけるデモが行われ、数十人が参加した。パレスチナ自治区ガザに対するイスラエルの攻撃に抗議する昨年のデモ以降で、大学での最大級のデモとなった。 ソーシャルメディアに投稿された動画や画像では、抗議者の大半はマスクを装着し、ガザの支援や解放を求めるスローガンを掲げていた。 コロンビア大は7日発表した声明で、大学の警備員が学生らに学生証の提示を求め、デモ参加者に解散するよう命じたと説明。応じなかった学生は大学の規則に違反したため今後処分され、逮捕される可能性もあるとした。 ロイターは、警備員がデモ参加者を屋外に連れ出して警察官に引き渡すのを目撃した。引き渡されたデモ参加者が拘留されたかどうかは明らかではない。 ニューヨーク市警察の報道官は、同市警は状況を監視しており、大学の周辺に警察官を配備したと説明した。 同市のエリック・アダムズ市長はNBC系列局のインタビューで、コロンビア大が応援を求めてきたため、市警が警察官を大学内に送り込んだと話した。 トランプ大統領はコロンビア大での昨年のデモについて、反ユダヤ的であり、大学がユダヤ人学生の保護を怠ったことが示されたと非難。トランプ政権は今年3月、コロンビア大への多額の補助金を取り消した。

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