5億円被害ニセ電話詐欺、見張り疑いの横浜市25歳男を再逮捕 佐賀県警

佐賀県内の60代女性が5億円以上をだまし取られたニセ電話詐欺事件を巡り、佐賀県警は8日、「見張り」役で関与したとして詐欺の疑いで、横浜市神奈川区入江1丁目、自称アルバイト従業員の容疑者の男(25)を再逮捕した。 再逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し、3月22日ごろから女性に電話で警察官などを名乗って「早く金を返すためには保証金を裁判所に払えばすぐに戻ってくる」などとうそを言い、同27日に女性の自宅で約6千万円を受け取って詐取した疑い。「逮捕されたことについて何も話すことはない」などと容疑を否認している。 女性が同様の手口で3月22日に1億4100万円をだまし取られた事件で「見張り」役を担ったとして、県警は容疑者を4月16日に逮捕していた。捜査の中で今回の事件にも関与した疑いが強まり、再逮捕した。 県警によると、女性が2〜3月、警察官などを装うニセ電話詐欺で計6回にわたって約5億3540万円を手渡し、だまし取られる被害が起きている。 県警は組織的な犯行とみており、3月22日の事件で現金を受け取る「受け子」役を担ったとして、5月1日に横浜市の無職の男(70)を詐欺容疑で逮捕している。

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