三沢署は12日、青森県内居住の30代女性が、警察官をかたる男らに暗号資産時価合計140万円相当をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。 同署によると7日、女性のスマートフォンに着信があり、警察官を名乗る男から「犯人があなた名義の銀行口座を使っていた」「LINE(ライン)通話で取り調べる」などと言われ、アカウント「山口特別捜査室」を登録。ビデオ通話や画像で警察手帳や逮捕状を見せられ、口座から9千万円が暗号資産に流出しているとして「犯人でないと証明するため調べる必要がある」などと言われた。 さらに、通話を代わった検察官を名乗る男から「購入後、暗号資産の流れに不審な点がなければ逮捕を免れることができる」などと言われ、スマホの画面を相手と共有できる機能を通じて同日と8日に暗号資産を購入し、指定の宛先に送信した。その後、男らとの連絡が途絶えて被害に気付いた。