千葉市の路上で高齢女性を殺害したとして、15歳の男子生徒が逮捕された事件で、この男子生徒が家出などを繰り返しているとの保護者からの相談を受け、警察が事件前、男子生徒と面談を繰り返していたことが分かりました。 15歳の中学3年の男子生徒はおととい午後5時すぎ、千葉市若葉区の路上で近くに住む高橋八生さん(84)の背中を刃物のようなもので刺して殺害した疑いで逮捕され、けさ送検されました。 その後の捜査関係者への取材で、「男子生徒が家出などの問題行動を繰り返している」との保護者からの相談を受け、警察が複数回、男子生徒と面談を行っていたことが分かりました。 これは、継続補導と呼ばれるもので、警察官が定期的に生活の悩みなどを男子生徒から聞いていたということです。 男子生徒は事件前、最後の面談でも特に変わった様子はなく、逮捕されたきのうも、面談予定だったということです。 捜査関係者によると、現場近くの防犯カメラに高橋さんの後を追う男子生徒とみられる人物が写っていたということで、警察は通り魔的に犯行に及んだ可能性もあるとみて調べています。