特殊詐欺です。久慈市の60代の女性が警察官などを名乗る人物からの電話をきっかけに、およそ3000万円をだまし取られる被害に遭いました。 警察によりますと、ことし3月下旬、久慈市に住む60代の女性に警視庁の「ワダ」を名乗る男から「マネーロンダリングの事件の犯人を逮捕した。家宅捜索をしたところ、あなた名義の携帯電話や多額の現金が見つかった」などと電話がありました。 その後、検察官などを名乗る複数の人物と電話でやり取りをし、「あなたの口座には犯罪収益が入っている疑いがある。指定する口座に送金して、確認が取れれば返金する」などと言われ、女性は本物の警察だと信じ込み、指示された口座に3回にわたり、合計およそ3000万円を振り込み、だまし取られたということです。 警察は、不審な電話があった場合は、一度電話を切り、家族や最寄りの警察署に相談してほしいと呼びかけています。