風俗営業が禁止されている地域でメンズエステ店を経営し性的サービスを行った疑いで富山大学の准教授など4人が逮捕された事件。逮捕された富山大学の准教授は女性従業員のスカウトなどに関わっていたほか、他のエステ店の経営にも関与しているとみて警察が調べを進めていることが捜査関係者への取材でわかりました。 風営法違反の疑いで逮捕されたのは富山大学准教授・滝谷弘容疑者(49)、自称会社員・河野竜三容疑者(38)など4人です。 警察によりますと、4人は10日午後1時ごろ、風俗営業が禁止されている地域の富山市のアパートで店舗型性風俗店を共同で営業し、性的サービスを行った疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、滝谷容疑者は女性従業員のスカウトやホームページの管理をするなど店の宣伝に関わっていて、この店の代表の宮崎稔之容疑者(39)から報酬を受け取っていたということです。 このメンズエステ店は富山市内のアパートの全18室のうち約10室を事務所やマッサージを行う個室に使っていました。店の売り上げは月1千万円程度で総額は数億円にのぼるとみられます。 また、滝谷容疑者が富山市内の別のエステ店の経営にも関与していたとみて、県警が調べを進めていることが捜査関係者への取材で新たにわかりました。 調べに対し、河野容疑者は容疑を否認していて、他の3人は容疑を認めているということで警察は店の経営の実態など調べを進めています。