函館税関千歳税関支署は2025年8月8日、関税法違反の疑いで、タイ国籍の女を札幌地検に告発したと発表しました。 告発されたのは、タイ国籍の住所不定・自称レストラン経営のラッチャーダホン・ラーチャホン容疑者(24)です。 ラーチャホン容疑者は7月23日、飛行機でタイから新千歳空港に到着し日本へ入国する際、携帯していたトートバッグ内に0.07グラムの麻薬であるケタミン塩酸塩を隠して持ち込もうとした疑いがもたれています。 函館税関千歳税関支署によりますと、ラーチャホン容疑者の挙動に不審な点が見られたため、所持品を詳しく調べたところ、バッグ内にあったシリコン製のブラジャー用パッドの隙間にケタミンが隠されていたということです。 観光目的での入国だったとみられ、調べに対しラーチャホン容疑者は、「自分で使うためだった」という趣旨の説明をしています。 ラーチャホン容疑者はその日のうちに麻薬取締法と関税法違反の疑いで警察に現行犯逮捕されていましたが、函館税関千歳税関支署は8月8日、関税法違反の疑いで札幌地検に告発しました。