被災者支援制度悪用の男逮捕

東日本大震災の被災者への支援制度を悪用し、被災者と偽って、新潟市内のホテルに2か月あまり無償で宿泊したとして、新潟市の無職の51歳の男が詐欺の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、新潟市江南区山二ツの無職、遠藤和敏容疑者です。(51)警察によりますと、遠藤容疑者はおととしの7月から9月にかけて福島県相馬市から避難してきたと偽って無償で新潟市内のホテルに宿泊し宿泊費などおよそ35万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
遠藤容疑者の本籍地は福島県相馬市ですが、震災が発生した当時、福島県には居住していなかったということです。
調べに対し、遠藤容疑者は容疑を否認しているといういうことです。災害救助法に基づく震災の被災者への支援制度では、震災当時、福島県内に住んでいたことを証明する「避難者カード」を避難先の自治体に提出すれば、最大で4か月間、無償で住居が提供されていました。
新潟市は「支援制度が悪用され大変残念だ」と話しています。

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