令和4年7月の安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人罪などで起訴された山上徹也被告(44)の初公判の日程について、奈良地裁が10月下旬とする案を奈良地検と弁護団に提示したことが分かった。 山上被告は、4年7月8日、奈良市内で参院選の応援演説をしていた安倍氏を手製銃で撃ったとして逮捕され、殺人や銃刀法違反などの罪などで起訴された。 争点などを絞り込む公判前整理手続きが今年2月まで奈良地裁で6回にわたり開かれたが、争点の絞り込みなどに時間がかかり、初公判の日程が決まっていなかった。弁護団によると、直近に行われた2月4日の手続きに山上被告は欠席したが、所持していた手製の銃が銃刀法違反罪にあたるかどうかについて協議が進められたという。 第7回の手続きは5月27日に開かれることが決まっている。