先月(4月)、警察官や金融庁職員などになりすまし、キャッシュカードや通帳を盗んだ疑いで茨城県に住む男が逮捕されました。 窃盗の容疑で逮捕されたのは、茨城県守谷市の無職の男(19)です。警察によりますと男は仲間と共謀し、先月(4月)22日、岡山市南区の無職の男性(94)の家にまずガソリンスタンドの店員を装って電話をかけ、「あなたのクレジットカードが不正に使われているので警察に電話している」と告げました。その後、さらに警察官を装って電話をかけ、「あなたの銀行口座から20万円が3回にわたって引き出されている」「引き出されたお金の払い戻しの手続きのため、金融庁の職員を行かせる」などと嘘を言い、金融庁の職員になりすまして男性の家を訪問、キャッシュカード5枚と通帳1通を封筒に入れさせた上で、あらかじめ用意していた別の封筒とすり替え盗んだ疑いが持たれています。その後、男性の口座からは200万円が引き出されていたということです。 警察では男性からの被害届けを受けて捜査していたもので、調べに対し男は「間違いありません」などと容疑を認めているということです。男はSNSで指示を受けていたことが分かっていて、警察では男が窃盗グループの受け子役とみて、余罪を含め捜査しています。