先月、行橋市で飲酒運転の車が衝突事故を起こし、男性1人がけがをしました。 警察は当初飲酒運転していた男を任意で調べていましたが、今月20日、強制捜査に切り替え逮捕しました。 その訳とは? 警察によりますと、先月22日午後4時前、行橋市金屋のT字路で、普通乗用車と軽貨物車が衝突する事故があり、軽貨物車を運転していた男性が首に全治1週間のけがをしました。 警察が普通乗用車を運転していた男を調べたところ、吐いた息から基準値の2倍近いアルコールが検出されたということです。 しかし、逃走の恐れがないなどとして身柄は拘束せず、任意捜査としました。 飲酒運転の疑いが持たれたのは近くに住む村上秀人容疑者(69)。 このままなら比較的罪が軽い略式起訴で済んだかもしれません。 しかし約3週間後の今月12日、行橋市内で酒を飲んで自転車を運転したとして、現行犯逮捕されました。 警察は自転車の飲酒運転は任意捜査に切り替える一方、先月の事故について、その悪質性などから今月20日、村上容疑者を酒気帯び運転と過失運転致傷疑いで逮捕しました。 「酒は残っていなかったと思う」村上容疑者は容疑を否認しています。