2024年に多発し国民を震撼させた「闇バイト強盗事件」は、複数の実行役の検挙に至ったものの、首謀者・指示役への捜査に時間がかかっている。匿名性の高いSNSなどを犯罪に悪用する「匿名・流動型犯罪グループ」=“トクリュウ”のトップの検挙が喫緊の課題とされる警察当局は、今秋、大幅な組織改編に踏み出す。 その準備は、過去の組織改編と比べても異例の急ピッチのスピードで進められた。警察幹部は「悪い連中の姿が変わったから、自分たち警察も変わらなくてはいけない」と語るが、“悪い連中”は具体的に、どう変わったのか。