国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金助成金」を不正受給したとして、佐賀南署は9日、詐欺の疑いで、佐賀市成章町、会社役員の男(60)を再逮捕した。 再逮捕容疑は、読み聞かせや昔遊びのイベントを開いていた団体「さが昔話の会」(佐賀市)の会長だった2020年4月と21年8月、架空、水増し計上した企画書を提出するなどして助成金計401万5918円をだまし取った疑い。同署によると、黙秘している。 同署は容疑者が同様の手口で助成金71万3千円をだまし取るなどしたとして、5月20日に詐欺容疑で逮捕していた。 同機構子どもゆめ基金部によると、22年6月までに同団体に対して17〜20年度の1655万円と、21年度の91万円の計1746万円を不正受給と指摘し、交付決定を取り消している。