マカオ、IR内のトイレで拾った指輪を質入れして現金化…フィリピンの女逮捕

マカオ治安警察局は6月12日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)内のトイレで拾得した指輪1点を届出せずに着服したとして、30代のフィリピン人の女=清掃員=を逮捕したと発表。 同局によれば、同IRの男性従業員からスタッフ用のトイレに1万8000パタカ(日本円換算:約32万円)相当の指輪1点を置き忘れたことに気づき、取りに戻るも発見に至らず、何物が拾って持ち去ったかもしれないとの通報があったとのこと。 通報を受けた同局がIR施設のサーベイランスシステムや「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して捜査を進めた結果、同IRに清掃員として勤務する容疑者の女を特定し、6月9日に女を勤務先で逮捕に成功したとのこと。 女は同局の調べに対し、出来心から指輪を拾って着服したことを認めた上、マカオ半島中区にある質店に持ち込み、現金2400パタカ(約4.2万円)を得たなどと供述。その後、同居が質店から指輪を奪還したという。同局では、女を刑法第200条の拾得・発見物不当占有罪で検察院送致するとした。 最近、マカオでは同様の拾得・発見物の着服事案がしばしば発生している。

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