日本語試験をめぐる「替え玉」事件で、仲介役だったとみられているベトナム人の男。試験の約1か月前に仲介を持ちかけたとみられています。 東京都杉並区に住む会社員のグエン・ヴァン・タイ容疑者(25)は、去年12月に大阪で行われた、外国人が在留資格を得るために必要な「介護日本語評価試験」で、出願者とは別のベトナム人の女に試験を受けさせた疑いが持たれています。 警察によりますとグエン容疑者は、依頼者と「替え玉」受験者をつなぐ仲介役で、試験の約1か月前、過去に2度この試験で不合格になった依頼者に対し、SNSを通じて替え玉受験を持ちかけたとみられています。 大阪府警は替え玉受験が横行していたとみていて、依頼者から「替え玉」役に支払われる報酬の相場は、1回あたり16万円ほどだったとみられています。また、仲介役はグエン容疑者の他にも複数いるとみられるということです。