またしてもSNSを使った特殊詐欺です。60代の女性が警察官をかたる男らにおよそ200万円をだまし取られました。 6月16日、高知市に住む60代の女性の家の固定電話に電話があり、「未納料金がある」という自動音声ガイダンスのあとNTTの職員を名乗る男に電話がつながりました。 女性が心当たりがないことを伝えると、大阪府警の警察官を名乗る男に替わり、「あなた名義の通帳で資金洗浄が行われた」と言われました。 その後SNSのコミュニケーションアプリで警察手帳のようなものの写真が送られてきたということです。 女性は「口座に入っている紙幣の番号を確認する必要がある」と言われ、指定された口座にあわせて220万円を振り込み、だまし取られました。 県警は「電話などで金の支払いを要求された場合は、一旦相手との接触を絶ち、家族や警察に相談してほしい」とした上で、「警察がビデオ通話で警察手帳や逮捕状を示したり、事情聴取をすることはありません。それは詐欺です」と注意を呼びかけています。