性的暴行の米兵に懲役7年 無罪主張を退ける 沖縄・那覇地裁

2024年5月、県内で女性の首を絞め付けるなどして全治約2週間のけがを負わせ、性的暴行を加えようとしたとして不同意性交致傷の罪で起訴された、在沖米海兵隊上等兵の男(22)の裁判員裁判の判決公判で、那覇地裁(小畑和彦裁判長)は24日、懲役7年を言い渡した。 「無理矢理わいせつな行為をしようとしたこともなければ、暴力行為も一切働いていない」として、暴行や性的暴行の意図を否定していた弁護側の主張を退けた。 公判では、男に交際相手の自宅までつきまとわれて暴行を受けたとする女性側と、女性の「承諾」を得て交際相手宅まで付き添い、暴行もなかったとする弁護側の主張が対立しており、それぞれの証言の信用性が争われていた。 検察側の冒頭陳述などによると、男は24年5月26日早朝、本島内の繁華街を一人で歩いていた面識のない女性に声を掛けた。つきまといを続け、女性が交際相手の自宅に向かうために乗ったタクシーに無断で同乗。交際相手宅の玄関で、女性の背後から首を絞めるなどの暴行を加え、性交しようとする犯行に及んだとしている。

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