理事を務める営農組合で在留期限を過ぎた外国人に農作業の不法就労をさせたとして、12日に入管難民法違反罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた旭市議の遠藤保明氏(74)が25日、千葉日報などの取材に対し議員を続ける考えを示した。 旭市議の任期は12月末まで。同月に市議選が予定される。 遠藤氏は2月に逮捕され、3月の起訴後には副議長職を一身上の都合を理由に辞していた。25日、定例市議会の休憩中に取材に答え、副議長職の辞職理由を「議会に迷惑をかけた」と説明する一方で「市民に迷惑をかけたわけではない」とした。 遠藤氏は千葉地裁での公判で起訴内容を認め、懲役1年、執行猶予3年と罰金70万円の判決を受けた。判決によると、理事の男性と共謀し同組合の事業に関し、2019年9月20日~今年1月19日ごろ、在留期限が過ぎたタイ人6人を農作業員として不法就労させた。