女児の下着を盗撮し、画像や動画をSNS上のグループに共有したとして、教員の男2人が性的姿態撮影等処罰法違反容疑で愛知県警に逮捕された事件で、名古屋市の男が勤務していた同市立小学校が26日夜、保護者会を開いた。会の終了後、校長が取材に応じ、「保護者からは子どもを安心して通わせるための対応を聞かれた。十分に回答できていないと思うので、早く考えていかなければならない」と述べた。 保護者会は午後6時から約3時間半にわたって行われた。保護者ら約270人が参加。学校側は経緯や今後の対応を説明した。保護者らから「安心して学校に通わせられない」といった意見が出たという。 男は主幹教諭の立場で、学校側によると、他の教員らに授業などの助言をするリーダーのような役割を担っていたという。保護者に学校の様子を知らせる「学校だより」の作成も担当し、授業などの様子を自由に撮影できる立場だった。学校は着替えが必要な体育の授業を一時的に中止するなどの措置をとることを決めた。 校長は「子どもたちのケアを一番に考えて取り組みたいといった話などをした。保護者からは今後も説明会を開いてほしいという意見があり、検討したい」などと述べた。(堀内未希)