犯罪による収益の移転防止に関する法律違反(預貯金通帳等の譲渡し)の疑いで、栃木県宇都宮市に住む会社員の男(23)が逮捕されました。 新潟県警小出警察署とサイバー犯罪対策課の調べによりますと、男は2月頃から3月頃までの間、氏名不詳者に対し、自分名義の普通預金口座を利用するのに必要なキャッシュカードを譲り渡すとともに、預金の引き出しに必要な情報である暗証番号を提供した疑いです。 警察がインターネットバンキング不正送金事件を捜査していたところ、この口座が事件で使用されていたことがわかり今回の容疑が発覚しました。 調べに対し男は「スマホアプリで連絡を取った相手に対し、犯罪に使用されるのがわかっていたのに譲り渡したのは間違いありません」と容疑を認めています。 男は他の口座でも譲り渡しを行い、特殊詐欺事件で使用された疑いもあることから警察が捜査しています。