東京・羽村市で、軽乗用車を運転中にオートバイと衝突し運転手の男性を死亡させたうえ、その場から走り去ったとして、76歳の女が警視庁に逮捕されました。 きのう午前8時半ごろ、羽村市栄町で「オートバイと軽乗用車の事故があり、被害者は意識がない」と目撃者から110番通報がありました。 オートバイに乗っていたのはペルー国籍の会社員、ニシイ・オノ・アルド・デイビッドさん(57)で、胸を強く打ち、その後、死亡しました。 警視庁によりますと、軽乗用車はその場から走り去りましたが、事故のおよそ20分後に運転手が自ら電話で「交差点で右折する際にオートバイとぶつかった」と申し出たということです。 通報したのは、現場近くに住む無職の長谷川裕美容疑者(76)で、ひき逃げしたことを認めたため、過失運転致死などの疑いで警視庁が逮捕しました。 長谷川容疑者は「オートバイとの衝突は認識していたが、大丈夫だと思ってしまった」と話していて、取り調べに対し容疑を認めているということです。