東京・歌舞伎町のネットカジノ店で賭博、5人逮捕 1日1億円以上売り上げか 警視庁

東京・歌舞伎町のインターネットカジノ店で客に賭博をさせたとして、警視庁と山形県警の合同捜査本部は、常習賭博の疑いで、店舗責任者とみられる山岡泰洋容疑者(41)=東京都新宿区=ら店舗の従業員男5人を逮捕した。いずれも容疑を認めている。月間で1億円以上の売り上げがあったとみられ、警視庁は収益の流れなどを調べている。 逮捕容疑は6月、共謀の上、新宿区歌舞伎町のインターネットカジノ店「RIZIN」に設置したパソコン上で、「ライブバカラ」など、勝敗を争う賭博をさせたとしている。 警視庁組織対策犯罪特別捜査隊によると、客は賭博に必要なポイントを店から現金で購入し、店内にのパソコンで海外のカジノサイトに接続。客が勝利した場合は現金の支払いを受けることができ、負けた場合は店舗側が利益を得ていたとされる。約5400人の顧客データも見つかり、紹介などで集客していたとみられる。 捜査本部は25日、店を家宅捜索し、金庫やカウンターなどから現金約810万円、パソコン24台を押収。20~80代の男性客7人も賭博容疑で現行犯逮捕したが、すでに釈放された。 過去にSNS型ロマンス詐欺で摘発された人物が詐取金の一部を同店に投じた可能性があり、捜査幹部は「違法なカジノ店が犯罪収益を生み出している」と指摘した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする