30日の生バラエティー番組「ぽかぽか」（フジテレビ系）で、オンラインカジノ関与によりテレビから消えた水曜レギュラー・山本賢太アナ（27）の決めゼリフ「エナジー」が頻出する場面があった。 ゲストの女優・北川景子は、2016年ドラマ共演した大先輩・柴田恭兵に、役作りの助言を1対1で受けたことがあるいう。当時、自分の芝居をするのに恥ずかしさを感じていた北川へ、柴田は「恥ずかしがらずに打ち破ってもっとエナジーを…」「もっとエナジー出してさぁ…。もったいないよ、すごい芝居好きだし考えてるのに」などとアドバイス。 北川は、この柴田の言葉で覚醒したという。 「そこからもう私はエナジーのことしか考え…（ないようになった）。エナジー、エナジー…。だってせっかく思ってるのに、確かに表に出てなかったり、お客様に伝わってないんだとしたら失格だから、ホントに伝わるように、感情をとにかく大げさとか顔芸とか言われたとしても、エナジー出そうって…」 この日の夜が最終回のドラマ「あなたを奪ったその日から」の〝番宣〟で北川と共にゲスト出演した俳優・大森南朋は、「今『エナジー』、30回ぐらい言ってる」と指摘したほど。MC・ハライチらの発言も併せたらそれくらいいくが、北川自身はこの3分半あまりのトーク中で16回「エナジー」と発言した。 番組後半で、デビュー当時に監督から「大根（役者）！」などと言われた思い出を振り返った時にも「そこで折れた心のところに、やっぱり足りないのはエナジーだよっていう…」と話し、数えた限り「エナジー」をトータル17回言った。 実はこのワード、「ぽかぽか」では「ヤマケン」の愛称で親しまれている山本アナの決めゼリフ。体を鍛え大会に出て上位入賞するほどの〝肉体派〟山本アナは、ことあるごとに右手を前に突き出し「エナジー！」と叫んでいた。 それだけに、視聴者もX（旧ツイッター）で「レギュラー全員あの人の顔が浮かんでいるはず」「ヤマケンはいなかったことになってるね」「誰も触れないヤマケンのエナジー」などと反応。「今この時期にぽかぽかでエナジー連呼はちょっとってなる」「エナジーを連呼して、微妙な雰囲気になる」「この番組でエナジーってNGワードだと思う」という指摘もあった。 山本アナは、フジが過去のオンカジ利用を公表した今月11日より前からテレビから消えていて、24日には単純賭博容疑で警視庁に書類送検された。その前日23日には「ぽかぽか」総合演出・鈴木善貴容疑者（44）がオンカジによる常習賭博の疑いで警視庁に逮捕された。2人とも容疑を認めている。