スマホだまし取り売却 収益2年間で数千万円か 指示役の男ら再逮捕「トクリュウ」資金源か…

北海道警察は6月29日、詐欺の疑いで、札幌市の飲食店店長・濱下翔冴容疑者(23)と石狩市の無職・浅田穂波容疑者(22)ら男女4人を逮捕しました。 4人は、2024年8月17日、函館市の携帯ショップで、契約者自らが使用するかのように装って、通信サービス契約の締結とスマートフォン2台の購入を申し込み、通信可能なスマートフォン2台(販売価格合計約32万円)をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、濱下容疑者らは、だまし取ったスマートフォンをリサイクルショップで売却し、収益をあげていたということです。 濱下容疑者らは、2023年から2024年の約2年間で、スマートフォン数百台を同様の手口でだまし取り、数千万円の収益をあげていたとみられています。 濱下容疑者が主犯格で、ほかの3人はドライバーや監視役、勧誘役などを担っていたとみられていますが、警察は4人の認否を明らかにしていません。 濱下容疑者は札幌の会社「M’s」グループの系列店舗の店長で、これまでに「M’s」の自称会長・武藤健太郎容疑者(41)や社員の植村裕太容疑者(27)ら10人が、詐欺などの疑いで逮捕・送検されています。 道警は「M’s」グループが違法なビジネスモデルを構築して多額の収益を得ているとみて調べを進めるとともに、スマートフォン売却による収益が、SNSなどから実行役を募る匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の資金源になっているとみて捜査しています。

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