中村県教育長会見 27年度開校の県立高校4校の校名発表 児童生徒への性暴力「あってはならないこと」

栃木県教育委員会は2日、統合などで2027年度に新たに開校する4つの県立学校の校名を発表しました。 県教育委員会は、県立高校の再編計画に基づき、2027年度に鹿沼南と鹿沼商工の2校を統合、今市と今市工業、それに日光明峰の3校を統合してそれぞれ新しい学校として開校します。 これに伴い、新しい学校の校名を「鹿沼華陵(かりょう)高校」と「今市高校」にすることを決めました。 また、中高一貫校のひとつ・中等教育学校に再編される宇都宮東と附属中学校は「宇都宮東中等教育学校」に、全日制過程の募集を停止し、単位制のフレックス・ハイスクールになる宇都宮清陵高校の校名はそのままとします。 校名は、それぞれの高校の同窓会や地域の関係者で構成される委員会で、アンケートを取ったり意見を聞いたりした結果を元に決めたということです。12月に開かれる県議会の採決を経て正式に決まる予定です。 一方、女子児童の盗撮画像などをSNSのグループチャットで共有したとして、愛知県名古屋市の小学校教諭らが逮捕された事件を受けて、文部科学省は1日付けで、教員による児童生徒への性暴力を根絶するよう求める通知を県教育委員会に出しました。 県教育委員会は、それぞれの県立学校に共有し、今後は市と町の教育委員会にも学校に周知するよう依頼するということです。 中村千浩県教育長は「教育者としてはあってはならないことだと考えています。本県においても、改めて教育に携わるものとしての倫理観、使命感を徹底を図ると共に、教職員一人一人の意識を高め、不祥事の撲滅に努めていきたい」と話しました。

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