「色恋話に注意」 悪質ホスト対策、警視庁が大学でセミナー

悪質ホストクラブへの対策を強化した改正風営法の施行に合わせて、警視庁保安課と町田署は2日、桜美林大学(東京都町田市)でセミナーを開き、参加した学生約300人に、犯罪に巻き込まれないよう注意を促した。 保安課の担当者が、無許可営業の店舗のアルバイト従業員も摘発されて就職に影響し得ることや、性風俗店に女性をあっせんしたとして大学生が逮捕された事例などを紹介。半田正浩課長は、「推し」のホストのために多額の借金を背負わされた女性の例を挙げ「悪質ホストは自分の利益を上げるために色恋話でみなさんに近づく。十分に注意して」と呼び掛けた。 健康福祉学群4年の上條ひなたさん(21)は「同世代が悪質ホストの被害に遭っていることや、アルバイトが就活の不安要素になると知り、身近に感じた」と話した。【菅野蘭】

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