スカウト集団「アクセス」幹部逮捕 性風俗店に女性紹介疑い 警視庁

性風俗店に女性を紹介したとして、警視庁保安課は18日、スカウトグループ「アクセス」幹部の住所不定、斎藤将輝容疑者(31)を職業安定法違反(有害業務の紹介)疑いで逮捕したと発表した。警視庁は、店側から支払われる「スカウトバック」などの売り上げがグループ内でトップで、多い時には月額600万円以上を稼いでいたとみて調べている。 逮捕容疑は2024年2~4月ごろ、大分県別府市のソープランドに20代の女性3人を紹介したとしている。容疑を認めているという。 警視庁によると、斎藤容疑者は別のスカウトグループで活動していたが、20年1月ごろにアクセスに合流したとみられる。「赤西」を名乗り、アクセス内で最大約115人が所属するチームのナンバー2とされ、「スカウト行為や部下の指導などをしていた」と供述。24年11月にアクセスの幹部らが逮捕されて以降は「ホテルを転々としていた」と説明しているという。 アクセスを巡っては、19年からの約5年間で約7万8000人の女性を全国の約1800店に紹介し、店側から約60億円の報酬を得たとみられる。警視庁は今年6月、組織を解体させたとみていることを明らかにしていた。【菅野蘭】

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