性的人身売買などで逮捕されたショーン・コムズの裁判が現地時間6月2日、ついに結審し、売春に関与した罪2件で有罪、より刑罰の重い性的人身売買や組織犯罪の罪については無罪の判決が下された。量刑言い渡しは先となるが、最高で懲役20年の可能性があるそうだ。 Varietyによると、性的人身売買と組織犯罪で有罪になった場合、最高刑である終身刑が科せられる可能性があったため、一部無罪の判決を受けると、コムズは拳を上げて喜び、家族や弁護士らも涙を流していたそうだ。売春に関与した罪の最高刑は禁錮10年であるため、最長で20年の懲役刑となる可能性があるという。 「フリークオフ」と呼ばれるドラッグ漬けのセックスパーティーを主催したとして訴追されていたコムズ。今年5月から、8週にわたって行われた裁判では、元恋人キャシーや、彼女の友人ケリー・モーガン、コムズの元個人秘書デヴィッド・ジェームズ、歌手のドーン・リチャード、コムズに雇われた男性セックスワーカーらが出廷し、コムズによる暴力を証言した。コムズはこれらの訴えを全て否定していた。 量刑言い渡しは10月3日に行われる予定。コムズの弁護士は保釈を求めていたが、2日午後、アラン・スブラマニアン判事は、コムズが保釈された場合、他者に危害を及ぼさないことを証明するのは不可能であるとし、これを却下。このまま勾留されることが決まった。