F1イギリスGP期間中にクラシックF1マシンからステアリングが盗まれる事件発生。警察は参考人の出頭求める。別件では3人のユーチューバーが一時逮捕

英国・ノーサンプトンシャー警察は、シルバーストン・サーキットを舞台に開催されたF1イギリスGPの週末に、クラシックF1マシンからステアリングホイールが盗難された事件について捜査を行なっており、防犯カメラに映った男の出頭を求めている。 事件は7月4日(金)の現地時間14時30分頃に起きた。F1イギリスGP開催中のシルバーストン・サーキットで展示されていたクラシックF1マシンから、ステアリングホイールが盗難されてしまったのだ。 この件についてノーサンプトンシャー警察は声明を発表。防犯カメラに映った男に事情聴取をしたいとして、出頭を求めている。 盗難被害に遭った車両は、ジョーダン・グランプリの創設者である故エディ・ジョーダンの追悼イベントの一環としてサーキットに展示されていたもの。このイベントでは、マーティン・ブランドやデイモン・ヒル、ジョニー・ハーバートといったジョーダンに縁の深い元F1ドライバーたちが集結し、デモ走行を披露したり、ステージイベントでジョーダンを追悼するなどした。 なおイギリスGPの期間中には、3人のユーチューバー(AngryGinge, Chazza, SamHam)がクラシックF1マシンに損傷を与えた疑いで逮捕される事件も発生していた。 警察によれば3人は、レーシングポイントのF1マシンに無許可で乗り込んだことで、数千ポンド相当の損害を与えたとされている。 3人は15時間拘束され、捜査が行なわれた後に釈放。いずれも容疑を否認している。 逮捕された3人のうちひとりは、釈放後に自身のYouTubeにVlogを投稿。不当な逮捕だったと訴えた。 「クルマに乗り込んでいただけで捕まった。F1では、そんなことは許されない」 当該の人物はそう語った。 「誰かがクルマに乗り込んでいるのを見ていただけで、僕らは拘束された。SamHamも誰かがマシンに乗っているのを見ていただけで、拘束されたんだ」 「Chazzaは、マシンに座っていただけで拘束された。器物損害だと彼らは言い張った。3万ドル(約440万円)の損害だと言うんだ」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする