川崎市の設備工事会社の部長だった男が架空のケーブル工事を発注して会社から1億円以上をだまし取ったとして逮捕されました。 設備工事会社の情報通信部長だった嶋田昌英容疑者(51)は2020年から23年にかけて、ケーブル敷設工事の下請け業者に架空の工事の見積書を作成させ、会社からおよそ1億2000万円を振り込ませてだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、嶋田容疑者は当時、ケーブル工事の外注先を選定する責任者で、下請け業者は架空工事だと分かっていたものの、逆らえなかったということです。 嶋田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、金は高級クラブなどの飲食代に充てていたということです。