他人カード情報で不正利用、食品詐取疑い2人再逮捕 福島・二本松署

インターネットの大手ショッピングサイトで他人名義のアカウント情報を利用して商品を盗んだとして、男2人が逮捕された事件で、二本松署は14日、他人名義のクレジットカード情報を使って食品をだまし取ったとして、私電磁的記録不正作出・同供用と詐欺の疑いで、東京都世田谷区、会社役員の男(27)と大阪府泉南市、自営業の男(24)を再逮捕した。 2人は匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)のメンバーとみられる。同署は、不正アクセスや注文を行っていた人物が他にいるとみて組織の実態解明を進めている。 再逮捕容疑は1月6~24日、氏名不詳者らと共謀し、3回にわたり、ショッピングサイトで兵庫県の20代女性と40代男性、和歌山県の70代女性のクレジットカード情報を利用し、食品3点(計約8万6千円)を注文。サイトの従業員に正規の注文者と信じ込ませて自営業の男宅に配送させ、だまし取った疑い。 同署によると、だまし取った商品を転売して不当な利益を上げていたという。同署は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていない。同署は県警サイバー犯罪対策課と捜査した。会社役員の男が指示役、自営業の男が商品を受け、転送する受け取り役を担っていたとみている。

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